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山猫 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 山猫
製作国伊,仏
上映時間161分
劇場公開日 1964-01-18
ジャンルドラマ,戦争もの,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 完全版で鑑賞。一大叙事詩という意味では「バリー・リンドン」と似ている。こちらはもっと人物描写に力を入れながらも、一つの時代の終焉を描く。時代の終焉とはすなわち、その時代の象徴であるサリーナ公爵の内面の死を意味する。ラスト、大舞踏会のシーンでサリーナ公爵が予感する「老い」や「死」とは決してサリーナ公爵という人物の死という意味のような生やさしいものではない。自分の生きてきた、信じてきたイデオロギーの死を確信しているのである。重厚な演技と相まって、えもいわれぬ哀愁と尊厳をそこに感じる。また、この時代考証と徹底的な絵作りは凝っている、なんてレベルではなく、1860年代当時のイタリア(もちろん見たことはないが)そのものである。
Balrogさん [DVD(字幕)] 10点(2010-10-01 15:34:25)
その他情報
作品のレビュー数 30件
作品の平均点 7.10点
作品の点数分布
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3413.33%
426.67%
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613.33%
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8826.67%
9516.67%
10413.33%
作品の標準偏差 2.27
このレビューの偏差値 55.62
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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