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39 刑法第三十九条 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 39 刑法第三十九条
製作国
上映時間133分
劇場公開日 1999-05-01
ジャンルドラマ,サスペンス,法廷もの,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 作品全体に漂う陰鬱さはこの映画の最たる特徴で、それが一応功を奏していると言えるが、少々くどい。それが他のレビューに散見されるような「声が聞き取りづらい」とか「単調」という感想につながる。また、画面の揺れや極端なシャロウフォーカス、スローモーション、暗転などの演出はわざとらしく、安っぽい。二時間ドラマのような印象はそのせいである。「家族ゲーム」の光は感じられない。辛うじてカフカの母親が用意する異常な分量の料理にその片鱗が見られる程度である。「家族ゲーム」も然り、食べ物で気持ち悪さや不快感を催させるのにかけては一級といえよう。肝心の内容は、一応うまくまとまっている。柴田の回想するシーンから気付いてしまったが、なかなか面白い。ただ押し入った際に妻が既に死んでいた、という結論はどうか。妻を殺したのが彼ではないことはすぐ分かるであろうし、妻が生きていたら殺していないのだろうか。話の結論からして妻は殺さないであろうが、そうすると詐病について明らかな齟齬をきたす。脚本での一番の難点。ところでキャストの堤の欄はネタバレではないだろうか。ちょっと危うい。
Balrogさん [DVD(邦画)] 6点(2010-09-11 01:35:29)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 80件
作品の平均点 6.42点
作品の点数分布
022.50%
100.00%
211.25%
333.75%
411.25%
51012.50%
61721.25%
73037.50%
81012.50%
933.75%
1033.75%
作品の標準偏差 1.80
このレビューの偏差値 48.69
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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