Menu
 > 作品
 > オ行
 > 折鶴お千
 > サーファローザさんのレビュー
折鶴お千 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 折鶴お千
製作国
上映時間96分
劇場公開日 1935-01-20
ジャンルドラマ,サイレント,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 お千が警察に捕まり宗吉と別れるシーン。「姉さんが魂をあげます」【胸から口で折り鶴を運びフッと飛ばす】「空より高くきっと出世をして下さい」サイレントなのに泣かせてくれます。スクリーンで観た時にビデオでは気付かなかったシーンがありました。最後に宗吉がお千に再会するシーンで、まずは宗吉の視線、お千は完全に精神崩壊しており表情にかつての優しい目はない。そして視線がお千へ移動し、また戻る、そうすると宗吉の姿が上半身を残し輪郭を闇にすることで境界がない。これはお千の視線で宗吉の「幻覚」でだと思うのですが、まさに幽幻。病室内の空間の中で、キャメラ移動のみで「現実」と「幻覚」を描写している。溝口さん凄いなあ、と思いました。
サーファローザさん [映画館(邦画)] 7点(2007-09-03 11:55:37)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 7.29点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6228.57%
7228.57%
8228.57%
9114.29%
1000.00%
作品の標準偏差 1.03
このレビューの偏差値 47.31
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
折鶴お千のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS