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曽根崎心中(1978) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 曽根崎心中(1978)
製作国
上映時間112分
ジャンルドラマ,時代劇,ロマンス,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
物語は終始人情を無視した血と血の交わいだ。台詞がダイレクトだし、宇崎・梶の表情が登場時点から血走っている。これは、増村さん独特ですね。他の監督は仕草や動作、表情などをも使って演出をするのだが、増村さんの場合はとにかく「身体」を直接使って表現させる。甘ったるさは微塵もなく力強く痛々しい。二人が心中に至る細かい描写はお構いなしに、互いに信じ愛するという男として女としての「意地」や「誇り」が観るものさえもグイグイと押していく。完全に「曽根崎心中」の増村流解釈がここにあります。二人の心中も「悲劇」ではなく「前向き」にみせてしまうほどの力強さが特長ではないでしょうか。この解釈はとても面白いと思います。一つ残念なのはテンポ。初期作品のような流れをあれば私は文句ありません。(シネマアートン下北沢)


サーファローザさん [映画館(邦画)] 8点(2007-10-11 10:32:54)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 6.62点
作品の点数分布
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5225.00%
6225.00%
7112.50%
8337.50%
900.00%
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作品の標準偏差 1.22
このレビューの偏差値 59.26
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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