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どん底(1957) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 どん底(1957)
製作国
上映時間125分
劇場公開日 1957-09-17
ジャンルドラマ,時代劇,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
役者が強く喚いたり、強い主張をしたりする黒澤明の演出の一部にはロシア文学の影響を感じます。特にゴーリキあたり・・・この原作は未読ながら、やはり、劇のような台詞回しが黒澤演出を感じさせます。これが、時代劇であれば良いのですが、現代劇とかになるとどうも違和感を持ってしまう。それに、「白痴」でもそうなんですが、ロシアの原作をした場合、舞台設定が消化不良で役者達の巧い演技が作品の質をなんとか高めているような印象があります。山田五十鈴の狂人ぶりなどは、なんか日本・江戸?という設定とは離れているような気がする。面白いのだが私にはなにか引っ掛る作品でした。
私個人の推測ですが山中貞雄の「人情紙風船」を意識しているのかな?と感じさせるシーンがいくつかありました。山中貞雄はさらりとみせている(庶民的な世界)のに対し、黒澤明は力が入り過ぎているような・・・
サーファローザさん [DVD(邦画)] 6点(2010-11-02 20:36:39)
その他情報
作品のレビュー数 36件
作品の平均点 6.03点
作品の点数分布
038.33%
100.00%
200.00%
325.56%
438.33%
5411.11%
6616.67%
7513.89%
8925.00%
9411.11%
1000.00%
作品の標準偏差 2.47
このレビューの偏差値 49.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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