Menu
 > 作品
 > ア行
 > 足にさわった女(1952)
 > サーファローザさんのレビュー
足にさわった女(1952) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 足にさわった女(1952)
製作国
上映時間84分
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画,刑事もの,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
まず第一印象が「これって52年の作品?」この軽いテンポとユーモアがある展開は当時としてはかなり先を行ってると感じた。アメリカ喜劇的な雰囲気を醸しつつ、キャラクターを日本的個性でやっているので市川流になるのでしょうか。その個性溢れ過ぎるキャラクター達。女スリ役の越路吹雪は、スリといっても良くある「変幻自在」というものではなく、彼女の動作などの個性で持たせてしまう。これはお見事!「次郎長シリーズ」でも笑わせるし、名コメディエンヌですね。彼女の個性を生かすためか刑事役の池部良は平淡な演技に徹した感じで、飄々としていだが、時に大胆な事をシデかしてそのギャップが面白い。そして、なんといっても小説家役の山村聡!あの渋いおじさんがオネエ言葉を操る、柔らかい志茂田○樹のようなインパクト。「ねええ、いいでしょう」って、他の山村聡の作品を観ている方は爆笑しまくりでしょう。越路の弟子分となる伊藤雄之助の間の入れ方も流石(この二人は10年後に岡本喜八「ああ爆弾」でまた笑わせますね)。この二人が居るだけで何かを期待してしまう。市川作品は現在再DVD化がされてますが、初期の作品も加えて欲しいですね。
サーファローザさん [映画館(邦画)] 7点(2007-10-11 13:13:55)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 7.12点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5112.50%
6112.50%
7337.50%
8225.00%
9112.50%
1000.00%
作品の標準偏差 1.17
このレビューの偏差値 49.08
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
足にさわった女(1952)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS