Menu
 > 作品
 > ワ行
 > わらの犬(1971)
 > ミナトさんのレビュー
わらの犬(1971) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 わらの犬(1971)
製作国英,米
上映時間118分
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,小説の映画化,バイオレンス
レビュー情報
この映画に不快感や嫌悪感を感じる人はむしろ正常な反応だと思う。ペキンパーは暴力のありのままの真の姿を描く。だから、その陰湿さに不快に感じるのは人として当然であろう。
とかく、バイオレンス・ファンタジー(暴力=バッピーエンド)が大手を奮ってるようなアメリカという国で、彼だけは異質な存在である。暴力の残酷さ、陰湿さ、その後の虚無感を見事にえぐりだしている。だからこそ不快感を感じる人もいるだろう。

だが、自分をそれを見事に描きだすペキンパーの才能を評価してやまない。とかく彼を暴力賛美者として誤解してる人が多いが、それは間違いだと思う。ペキンパーは暴力をリアルに描くことにより、暴力の虚無性をありのまま映し出してるだけなのである。
ミナトさん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-24 14:03:14)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 72件
作品の平均点 6.54点
作品の点数分布
011.39%
100.00%
211.39%
322.78%
4811.11%
51013.89%
679.72%
71926.39%
81520.83%
945.56%
1056.94%
作品の標準偏差 1.99
このレビューの偏差値 56.19
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
わらの犬(1971)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS