| 作品情報
レビュー情報
私刑を禁じた「民主的法治国家」が抱える古いが本質的な
問題を扱っている映画はたくさん作られている。 そういう意味でストーリもテーマも取り立ててみるべき点は ない映画だった。 唯一、犯人の理解し難さ加減を必要以上にキャラクターっぽく 物語化することなく、また妙な予定調和におわらせることなく 最後まで淡々と「何かが抜けおちている奴」で徹底させている ところがいいとおもう(救いがないが)。 その点では藤原達也の「うまい演技」も余計なものかもしれない。 精神鑑定の結果、無罪になるという更に救われない現実があるが そういう意味ではまだこれでも現実の救われなさのほんの少し しか描かれてはいないのでしょう。 【ウンコマン】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-06-08 11:48:10)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |