タイトル名	アンダー・サスピション
製作国	米,仏
上映時間	110分
劇場公開日	2003-06-14
ジャンル	ドラマ,サスペンス,犯罪もの,リメイク,小説の映画化

《ネタバレ》　意外な結末は、私にとっては、いろいろ考えさせられる余韻の残るものでした。妻は、夫の少女達に対する愛情深さは少々異常だと思っていたため、夫が犯人かもしれないと考え警察に家宅捜索を許可したところ、殺された少女たちの写真が（多数の少女達の写真と共に）見つかる。夫は、妻の少女達に対する嫉妬深さは少々異常だと思っていたが、たまたま良く撮れていた写真を妻が見つけ嫉妬のあまり犯行に及んだことを確信するや、妻をかばって嘘の自白を始める。夫が嘘の自白を始めると妻は絶望するが、すぐに別の犯人が捕まると、妻は夫が自分をかばおうとしていたことを悟り、夫の愛の深さを知り、疑っていた自分を恥じる。ところが少し冷静になってみると、妻は夫から異常者だと疑われていたことにハタと気付き、夫は妻から異常者だと疑われていたことが許せず、とてもハッピーエンドとはいかない。ラストシーンの二人の距離には、相手を信じきれず相手からも信じてもらえなかった二人のやりきれない気持が表れていたように思います。

作品のレビュー数	35件
作品の平均点	5.43点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 1 2.86％ 2 1 2.86％ 3 4 11.43％ 4 4 11.43％ 5 6 17.14％ 6 8 22.86％ 7 7 20.00％ 8 4 11.43％ 9 0 0.00％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	1.78
このレビューの偏差値	51.81 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値