Menu
 > 作品
 > ハ行
 > パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
 > ムランさんのレビュー
パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
製作国
上映時間137分
劇場公開日 2011-05-20
ジャンルアクション,コメディ,アドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,ファミリー,3D映画
レビュー情報
《ネタバレ》  前回よりは改善されたがそれでも及第点より下。
 マシにはなったが相変わらずその場で思いついたようなシーンや設定を作ってから、それらを強引につなぎ合わせている感が強く、『一方その頃』や『その○○時間後』が全ての冒頭シーンに当てはまってしまい全く流れるような運びが出来ていない。無駄なシーン自体はそんな無いと思うが、1つ1つが微妙に長ったらしく『カスも積もればゴミとなる』的な感じで尺を圧迫してしまっている。
 結果上記のツギハギ以外にも全然敵親玉の描写が足りず強敵感が皆無。超能力みたいのを使えるが母船内限定で最後の死因はカエルの毒と過去最弱。
 細かい所を言うと『序盤ジャックが持っていた地図の存在意義がゼロでコンパスで代用可能、強いて言えばバルボッサがジャックの後を追跡するのに使った程度』『序盤突然現れてヒントを喋って消え、本編には絡まなかったジャックの父。たぶんお助け妖精みたいなもんなのだが、物語への介入のさせ方が下手』『人魚の住む海域に恐怖し、海のど真ん中で船から泳いで脱出したモブ船員、ギャグと見ても寒い』等々。
 ただ新キャラのアンジェリカや人魚や牧師さんは描写不足やパンチの弱さは拭い切れないが、どこぞの『自己中KY野郎』や『痛々棚ぼた海賊王女』みたいな不快感を感じなかったので減点対象外。
 話の不出来は覚悟していたがアクションもショボイ。例えば『トランスフォーマーの変形』や『スパイダーマンの摩天楼あ~ああ~!!』みたいに大抵の映画には記憶に残るようなシーンがあるが、これにはそれが一切無い、てか過去最低かも。剣技は見飽きたし、周りのギミックを使ったアクションも無理クリ過ぎて『普通に戦えば?』と言うモノばかり、なのにそんなアホな攻撃に引っかかる敵、なんか『空気を読んで攻撃を受けてあげてる』様に見えた。せめて海戦シーンでも入れればいいのだが・・・・あ、なかったですよ。たぶん衣装やらセットに金掛けちゃってるんでしょうが、後半のジャングルばっかり等所々から『台所事情』がにじみ出ていた・・・そんなの視聴者に見せるなよ。
 とまぁこんなありさまな内容なのに続編作る気バリバリ、まぁ『海賊モノ』って対抗馬がいないから売れちゃうのかな?
 良い所は無く悪い所だらけだが、ジョニーファンや旧作が好きだった方なら観に行って損はないと思います。
ムランさん [映画館(字幕)] 3点(2011-05-22 03:44:35)
その他情報
作品のレビュー数 61件
作品の平均点 4.74点
作品の点数分布
000.00%
111.64%
223.28%
31219.67%
41321.31%
51422.95%
61219.67%
746.56%
811.64%
923.28%
1000.00%
作品の標準偏差 1.62
このレビューの偏差値 43.37
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS