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アメリカン・ギャングスター のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アメリカン・ギャングスター
製作国
上映時間157分
劇場公開日 2008-02-01
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,実話もの,ヤクザ・マフィア
レビュー情報
《ネタバレ》 期待していた通りの重厚な犯罪ドラマで見応えは十分だ。主演二人は渾身の演技をみせ、美術や音楽は申し分なく脇を固める俳優も渋い。ただ演出的なトコロでフランクについてはもう少し残酷な面を強調してもよかったと思う。フランクが商売を始めてからは彼のスマートさの方が強く印象に残ったように感じた。それでもフランクの言葉に滲む狂気や恐ろしさまで感じさせるデンゼル・ワシントンの演技力は凄まじい。特に終盤、リッチーとフランクが渡り合うシーンは二人の演技が素晴らしく、息詰まる緊張感を醸し出している。リッチーが他の警官のように汚職にまみれておらず正義というルールに厳しい「男」だということに気付き始めたフランクの苛立ちや焦り、コーヒーを叩き落として激情するも、自分のコーヒーを静かに差し出してきたリッチー。この瞬間にフランクは「男」としてリッチーに完敗したと悟ったのではないか。静寂の中に一触即発の危険さを持つ、「男」と「男」の闘いはあの部屋の中で決着した。ドラマティックで鮮烈すぎる「男の世界」が体感できる緊迫の一幕だ。
実話物なので出来事をただ見せ続けられる展開はやや単調ではあるが、ラッセル・クロウとデンゼル・ワシントンという二人の巨人の圧倒的な存在感とリドリー・スコット監督の演出の力業には最後まで魅せられる。必見の一作。
サムサッカー・サムさん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-02 00:20:48)
その他情報
作品のレビュー数 111件
作品の平均点 6.78点
作品の点数分布
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210.90%
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61614.41%
73733.33%
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943.60%
1021.80%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 56.06
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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