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アイアンマン2 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アイアンマン2
製作国
上映時間124分
劇場公開日 2010-06-11
ジャンルアクション,サスペンス,SF,シリーズもの,漫画の映画化
レビュー情報
前作のような、アイアンマンが正義のために庶民を助けるシーンが、今作は一切ない。
ヒーローものは、庶民を助けるシーンがあるからこそ、その後の巨悪との戦いも燃えられるのだ。
そこが残念。

しかし、最近のハリウッドらしく、流行ものを使いたがる。

それは、主人公が格闘技の練習をしている風景。
ボクシングトレーナーに対し、MMA(総合格闘技)の技術を使った攻撃をする。
これなんかは典型的な、今の流行を取り入れましたよな演出。
思わせぶりに登場する秘書も、飛びつきからのキムラロックかストレートアームバーか何かを決めるシーンもある。

いまや、「ガチンコ!ファイトクラブ」をMMAで本気でやる番組「TUF」のヒットにより、MMAの認知度はボクシングと同等。
TUFはUFC出場をかけて、UFCデビュー前ファイターが2チームに分かれてトレーニングを行い、UFC出場をかけたマッチレースを行う番組。
負けたら即降板という、日本のやらせボクシングとは違う、厳しい構成だ。
このおかげでいまや空前のMMAブーム。
アメリカでスポーツ用品店に行けば、日本でサッカーボールがおいている感覚でオープンフィンガーグローブが置いてある。

アイアンマン2は、ここを前面に、しかしながらさりげなく押し出してきている。

こうした時代の流行を取り入れる手法は、アイアンマンの敵のドロイド集団にもいえる。
無人で動くロボットのうたい文句が「兵士が危険にさらされない・・・」である。
これは、今のハリウッド映画「戦地で危険な目にあってる兵士がかわいそう!」ブームを皮肉ったものと取れるのは考えすぎであろうか。

ともあれ、メインは敵とのバトル。
その敵は、あの「レスラー」で主演に返り咲いたミッキー・ロークが演じる物理学者である。 当然体はムキムキのまま。
お前のような物理学者がいるか!!!


その「プロレスラー」が「MMAを習得しているスリムなおっさん」に負けるのである。
古き「プロレス」が新しき「MMA」に追い越される象徴とも取れるのである!!!
まあ、今のUFCのヘビー級王者は、プロレス出身ではあるが・・・。

しかしながら、サーキットでの登場シーンとは裏腹に、あっさり負ける。
あっさり過ぎて、「そこでいきなり地下から飛び出してくるんじゃないの?」と身構えさせられっぱなしであった。
みーちゃんさん [映画館(字幕)] 6点(2010-06-17 21:34:15)
その他情報
作品のレビュー数 112件
作品の平均点 5.64点
作品の点数分布
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365.36%
41513.39%
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63127.68%
71715.18%
876.25%
921.79%
1010.89%
作品の標準偏差 1.37
このレビューの偏差値 51.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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