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《ネタバレ》 久しぶりに良い映画を見た。
上質のブランデーのごとく、心地よい余韻があった。 そして、一度見ただけでは拾えなかった細かい個所をもう一度見ながら 詳さに検証した。 私にとって良い映画というのは、そういう映画であり 終わってすぐでも、続けて観賞に耐えられる映画なのだ。 ドライマンの部屋を覆うにぎやかさがあっても、全体を漂う静謐さ。 その静かさを補ってやまない、ヴィースラー大尉の瞳の雄弁さ。 澄み切った瞳を持つ大尉とは対照的な俗物たち。 主役だっただけではなく、ウルリッヒ・ミューエの存在がこの映画の肝だった。 最後のせりふと大尉の表情を私は一生忘れないだろう。 【バッハバッハバッハ】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-08-28 13:44:08)
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