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悪の法則 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 悪の法則
製作国米,英
上映時間111分
劇場公開日 2013-11-15
ジャンルサスペンス,犯罪もの,エロティック
レビュー情報
《ネタバレ》 本作品は確かに不親切というか、あえて描いていないところ非常に多いと思うのですが、このために「描かれていない」部分に対するイメージが膨らみ、恐怖感が煽られます。そもそも、「カウンセラー」がバイカーの弁護士に選ばれたことが全ての発端ですが、どうやって彼が「国選弁護士」に選出されたのか。その背景を鑑賞後に想像したらおぞましい余韻がこみ上げてきました。映画はストーリーのテンポが速すぎてついていくだけで精いっぱいですが、「あのシーンはどういう意味だったのか、どういうメタファーだったのか」を後で思い返したり議論をすることで味わい深くなる類の珍しい作品かと。ハビエル・バルデムがかませ犬的なポジションだったのも観客の期待をうまい具合に裏切り、絶望感を味あわせるのに一役かってくれたかもしれません。邦題の『悪の法則』というのはあまりピンときませんでしたね。そもそも悪には法則自体が存在しないことを描いた作品だと思います。原題の『カウンセラー』が最初は弁護士先生のことを意味していたのが、最終的には弁護士先生自体が助けを求めるクライアントになってしまうという構図が興味深かったので、原題のほうがテーマ性があるように思われますが、日本語で表現するのは難しいですね。
もっこり八兵衛さん [映画館(字幕)] 7点(2013-12-26 22:02:27)
その他情報
作品のレビュー数 38件
作品の平均点 5.55点
作品の点数分布
000.00%
125.26%
225.26%
325.26%
4513.16%
5718.42%
6923.68%
7410.53%
825.26%
9410.53%
1012.63%
作品の標準偏差 2.20
このレビューの偏差値 53.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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