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原作の読みきりからのファンだけど、ホントにうまくまとめてアニメーションにしていて、監督演出上手いなぁと唸りっぱなしでした。原作読んで胸に刺さりはしつつも泣かなかったけど、この映画ではボロボロ泣いてしまった。先日観た君の名は。には全然心が動かなくて、逆に冷めて幻滅してしまったので、ヤバい心が荒んでるのかなと心配したので良かった笑
君の名は。のチケットを買っている人一人一人にこっちの方が良いですよと声をかけたくなるくらい観るべき作品だと思った。 批判意見としてよくいじめ被害者が加害者を許すなんてあり得ない、まして好きになるなんてとか言われてるけど、硝子が当時どういう心境だったか、そして今そのことを振り返りどう思っているのかということは劇中できちんと描写されていると思う。あと根本的なことをいうと、本作が中心に描いているのは聴覚障害やいじめや高校生の恋愛ではなく思春期の人間関係だということ。 この映画を観てモヤモヤする、イライラするという人は、主人公が善良な人間で最適解な行動をし話は最良の結末を迎えなければスッキリしないというタイプではないか?完璧なものはなく、感情が理解できなかったりすれ違ったりするのが人間じゃないか。私はそういう登場人物それぞれに足りないものがあるところに逆にリアリティを感じたのだが。 君の名は。は大ヒットしてるお陰で未だに公開初週並の回数で上映しているのに対し、本作は君の名は。より後に公開されたにも関わらず、ただでさえ劇場数は少ないのに上映回数が減ってきているので悲しくなってくる。 【eureka】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-10-20 23:49:32)(良:1票)
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