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《ネタバレ》 皆さん冷静に想像して頂きたい。
今自分の目の前に青い毛むくじゃらの男が何故かジャンプスーツを着て現れ、「人類平和の為にはなんだかんだ」と大真面目に話をし始めたらどう思われるだろうか? 全身銀色のマッチョな大男がやってきたら? 手足から何故か糸を出して飛び回る全身タイツの野朗が現れたら?? いわゆるアメコミ物映画の凄い所は、今や究極の域まで達したといえるCGI技術を味方に付け、一歩間違えば噴飯物の世界を大真面目に創り上げている事なのだと私は思っている。 そう思いながら私はこうも考えていた。「製作陣の皆さん、息が詰まってるんじゃないかな?」と。 誰でも、ずーっと「良い子」でいるのは大変です。 どうやら、私の考えは的外れでは無かった様だ。 のっけから過去のアメコミ映画が創り上げてきたお約束を徹底的に茶化しまくり、「善人」の集団であるXメンへの加入を皮肉たっぷりに断る主人公。 これ即ち、息の詰まったアメコミ製作陣の積年の思いをそのまま具現化しているのでは。 次回作も有る様だが、「俺ちゃん」には変に良い子にならずこのままで突っ走って頂きたいと切に願う次第である。 追伸 デートムービーでは有りませんからご注意を。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-06-14 13:21:38)
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