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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
製作国
上映時間107分
劇場公開日 2022-01-28
ジャンルアクション,ドラマ,ホラー,サスペンス,バイオレンス,ゲームの映画化,ゾンビ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 ゲーム版のファンの一人として、お気に入りのキャラ達が実写映画となり大スクリーンで活躍するのはとても楽しい経験だ。
これは間違いないし、既に5作(CG版も入れると10作超)も劇場版が公開された上での新作製作~公開は有難い事この上ない話なのだと思う。

以下、敢えて苦言を呈させて頂きたい。
本作の製作が決まり誰が何のキャラを演じるかが徐々に明らかになる中で、申し訳無いが私は違和感を感じざるを得なかった。
「差別の無い社会」を目指すのは尊い事だ。
特に数多の不特定多数の人の目に触れる劇映画を作る人達の、差別撤廃に向けたここ数年の努力・配慮には心から敬意を表したいと思う。これは嘘偽りの無い思いだ。
でも、製作する側はもっと自分たちの持つオリジナル作品の世界観に自信を持って良いのではないか?とも強く思っている。
例えば本作の場合、中心的キャラで世界中にファンのいるレオンやジルはオリジナルの白人設定に対しラテン系の俳優達が演じている。これはこれで、オリジナル作品に新しい価値観を与えると言う意味では取り組むべき事かと思う。
演じる俳優さん達に決して罪は無いし、特にジルを演じたハナ・ジョン・カーメンはいい女優さんで本作でも頑張っていた。
だが、過剰とも言える忖度や配慮は、オリジナル作品に新しい価値観を持たせる以上に、特に旧くからの本作ファンに取っては息苦しさや辟易とした思いを抱かせてしまうのではないだろうか?
仮に本作で主要キャラ全員を白人の俳優さんが演じていたとして「何故皆白人なんだ?」とクレームをつける様な人は本作の本当のファンでは無いと私は思う。
今後もこの傾向は国を問わず増加していくのだろう。
特にアメリカの場合は、雇用する俳優・スタッフの人種比率を平等な値にしなければいけない内部法規が有るとも聞く。
私はラストのロケットランチャー登場に拍手喝采しながら、何とも言えない後味の悪さも感じていた。

様々な思いを抱えつつ新映画版の扉は開かれた。次作期待してます。
5点は本作に関わられた全ての人達に対する感謝として献上します。
たくわんさん [映画館(字幕)] 5点(2022-02-01 10:32:48)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 5.58点
作品の点数分布
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200.00%
300.00%
418.33%
5541.67%
6433.33%
7216.67%
800.00%
900.00%
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作品の標準偏差 0.86
このレビューの偏差値 42.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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