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花子とアンで実力派の主役吉高仲間さえ凌ぐ脇役黒木華の驚異の表現力と存在感に度肝抜かれていた思いがあって、それをふまえて今作観賞。同じくする表現力を既に魅せておりこの段階でもう素地があったんだなと。決して派手さとか刺激の場面が多い作品ではないけど、それぞれの小さなエピソードが丁寧に描かれておりそれぞれが下地伏線となってラストまで感動を織りなす、山田洋二らしい作品だった。田舎から女中として出てきて、誠心誠意尽くした女性の心情をあまりに見事に黒木が魅せた。彼女あっての作品。世界が認めたのも納得。日本らしい秀作です。
【タッチッチ】さん [地上波(邦画)] 8点(2015-03-02 08:18:06)(良:1票)
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