| 作品情報
レビュー情報
人生を描くイーストウッドと、道をあゆむアル・パチーノ
アル・パチーノの主演でなければ平凡な展開だったかもしれない。 若き頃のワルさは映像では描かれていないが 今時分のワルさは描かれている。 それは自分に嘘をついて愛する人に本当の自分で嘘をつくことだ。 常に「人(友人、子どもの母になる人、昔の付き合い人)」 が起点となっている。 それは普通の描き方なら「巻き込まれている」 形になるが、 アル・パチーノが描くと、全てを包み込んで受け入れているようにみえる。 だから、正真正銘の悪いやつではなく ワルという片仮名で表記したくなる、格好いい男なのである。 真っ当ではない、しかし他者を裏切れない男という自分を貫く、 そんな魅力が描かれた映画。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-01-01 21:55:12)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |