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《ネタバレ》 なるほどピーターモーガンが「知的なロッキー」を目指したという言葉に頷ける。崖っぷちに立たされたフロストが教えてくれたのは「どんな苦境に立たされようとも諦めない」ファイティングスピリッツ。一方悪役となったニクソンだが、「人は自らの過ちと向き合わねばならない」という教訓を示してくれる。一転追い詰められて自らの過ちと向き合う事となったニクソンの姿は、自分的には決して敗者のそれではなかった。インタビュー終了後に見付けた犬を可愛がり、4回目にして初めて背を向けたままでなくフロストの方を向き直って車に乗り込んだ彼の姿は、嘘をつき通す事を諦め、素直に露呈した人間性の顕れではなかったか。清々しい映画でした。
【にしきの】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-06-21 20:17:28)
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