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十二人の怒れる男(1957) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 十二人の怒れる男(1957)
製作国
上映時間96分
劇場公開日 1959-08-01
ジャンルドラマ,サスペンス,法廷もの,モノクロ映画,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 当時の米国の時代背景についてよく知らないんですけど、あの少年のような生い立ち・階層の人間は、ろくな弁護も裁判もしてもらえないって前提で見なきゃいけないのかなと思いました。少年が本当に事件の犯人かどうか、それは別の話なんですよね。ちゃんと検証されているか、証拠に疑問点は無いのか、この裁判はまともに行われたか。そういうことを市民の目線で考える。司法の行き過ぎや誤りを市民が監視する。それが陪審員なんですね。■映画にとってまず大事なのは「脚本」だと言われます。まさにそれが当てはまるのがこの映画。勿論演出や演技やカメラワークやカット割りも見事なんですけど、やはりホンがすばらしい。■先日「チェンジリング」見ました。ちょっとまえに「ヘアスプレー」見ました。この2つとは時代が違ったり、人種が違うのですが、アメリカ社会における差別とか、差別によって社会的に正当に扱われなかったりとか、そういうことはこの映画でもわかるんですよ。■差別や司法の不備や人間の心の弱さや流されやすさを、声高に訴えるわけではないけど、この映画すごいですよ。いやそんなことよりこの映画のすごさは“おもしろい”ってことに尽きるのかな。すごく面白い映画なので、まだ見てない人はぜひ見てください。
まめさん [DVD(字幕)] 10点(2009-03-06 21:36:06)
その他情報
作品のレビュー数 504件
作品の平均点 8.60点
作品の点数分布
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6163.17%
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1015630.95%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 56.94
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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