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ゴジラ(1954) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゴジラ(1954)
製作国
上映時間97分
劇場公開日 1954-11-03
ジャンルドラマ,SF,ラブストーリー,シリーズもの,モノクロ映画,パニックもの,特撮もの,小説の映画化,モンスター映画
レビュー情報
《ネタバレ》 これほど怖く、悲しい怪獣映画はあっただろうか。逃げまどい焼き殺される人間たち。その背後にうごめくまっ黒な影。惨状を前に、科学者としての良心に苦しむ芹沢博士と、彼が人類のために下した悲劇的な決断。そして断末魔の悲しい咆哮をあげて消えていくゴジラ。骨になり消えてしまったゴジラをよそに無邪気に喜ぶ船上の人々。全てが戦争に対する恐怖、怒り、そして悲しみを見事に表現している。ラスト、喜ぶ人々をよそに「あれが最後のゴジラだとは思わない」とつぶやく山根博士は、戦争の忘却に警鈴を鳴らしていると解釈できるし、最後の敬礼シーンは戦争で殺された全ての人々にこの映画を捧げるという意味なのだろう。この映画は素晴らしいエンターテイメントであると同時に現代未来の人類に贈られた強いメッセージである。
はち-ご=さん [地上波(邦画)] 10点(2008-01-31 01:35:25)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 187件
作品の平均点 8.21点
作品の点数分布
000.00%
110.53%
200.00%
310.53%
442.14%
594.81%
62111.23%
72010.70%
83418.18%
93719.79%
106032.09%
作品の標準偏差 1.78
このレビューの偏差値 55.65
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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