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《ネタバレ》 うーん、ピクサーファンなんで悪くは言いたくないけど、前作「ウォーリー」と同じく「何を目指して物語が進んでいるのか」が中盤以降までよくわからない映画です。勿論そういった作品はたくさんあって、それが「意外な展開」や「どんでん返し」として取り得になっている場合もあります。しかしこの作品では「寄り道がいつの間にか本筋になって、そこが解決しておしまい」といった印象を受けました。妻との思い出そのものである家を空に飛ばし、それに乗り込んで冒険の旅に出発するところまでは見ている私も高揚しましたが、鳥の争奪戦と救出劇に物語は移行して、空飛ぶ家は「お荷物」に。ミもフタもない言い方ですが、アレなら家が飛ばなくても話が成立するのではないでしょうか。空飛ぶ家の話なんだから「空飛ぶ家の物語」を全編通して欲しかったという印象です。吹き替え版カールじいさん=飯塚昭三さんのいぶし銀的存在感に1点プラス。
【由多】さん [映画館(吹替)] 4点(2009-12-12 23:54:15)(良:3票)
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