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《ネタバレ》 序盤(お母さんと狼さんの出会い~出産の辺り)の話は、時間をかけた割には薄っぺらく、こりゃ肌に合わないかな、と思ったが、本領は舞台が田舎に移ってから。やっぱり細田監督は田舎好きなのね。田舎に移動してからは一気に開放されたような形になり、風景や時の流れの見せ方などの映像の演出が凝っていて、美しい。愛くるしい登場人物と相まって安心して楽しめた。
人間の学生に2人の子供を立て続けにはらませ、何だかよくわからない形で死んでしまう狼親父は何なんだよ。 子作りの前にもっと色々、話し合っとくことがあるんじゃねーの? 避 妊 し ろ !! この映画の主人公である花(お母さん)は、普通の感覚だったら、育児ノイローゼになってもおかしくない過酷な状況に晒される。花が異常なまでに(心身ともに)タフで、その上人格者だったから、ふたりともグレず、それなりのハッピーエンドを迎えられたが、これを世の普通のお母さんや、次期お母さんに見せたらどう感じるのかは気になる。「私はこんなに強くない…」と、逆に落ち込んでしまうのではなかろうか。 迎えるラストも、そんな花にとっては残酷のはずなのに、あんたどれだけ超人なのよ、と。 いつかこの人壊れちゃうんじゃなかろうか、と不安になる。 そんな花ちゃんと俺が結婚してやってもいい。(もちろん雪ちゃんでも可) 【すべから】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-09-15 18:48:57)(笑:1票)
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