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黄金を抱いて翔べ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 黄金を抱いて翔べ
製作国
上映時間129分
劇場公開日 2012-11-03
ジャンルサスペンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 これはただの犯罪映画ではない。
チームメンバーのほとんどが陰気。どう見ても、作戦が成功する気がしない。
特筆すべきは、妻夫木くんの眼の死にっぷり。孤独で、人生に価値を見いだせてはいないが、自殺することに肯定的ではない。登場人物の多くは、死に場所を探している。全てが希薄である。
「仲間」という言葉すら虚しく響く。似たもの同士なんとなくつるんで、人生をどこかに捨ててしまいたいだけなのではないか。
それに相反する浅野さんの変な明るさ、饒舌さ。嫁も子もいるのに、なぜ危険を犯すのか。ロマンを追い求めたがるただのバカにも見える。桐谷演ずる野田も奥行きがないキャラクターではある。この二人こそがラストああなるのは、必然だったのか。
あっさりと命を落としていく彼らに、何を思えばいいのだろう。
彼らの死を誰が本当に悲しむのだろうか。本作を見た帰路で、何だかとても悲しくなって、ちょっぴり死にたい気持ちになってしまった。
すべからさん [映画館(邦画)] 8点(2012-12-08 17:13:30)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 24件
作品の平均点 6.08点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.29
このレビューの偏差値 61.55
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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