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私の男(2013) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 私の男(2013)
製作国
上映時間129分
劇場公開日 2014-06-14
ジャンルドラマ,犯罪もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 海炭市叙景を見た時も思ったが、熊切監督は物語が淡々としていても画作りが巧いからか間が持つ。殺人が起きても、それは一種のスパイスであり、物語にそこまで大きな波紋を与えない。刺激的なシーンは点で発生するが、それが全体の淡々とした雰囲気を変えることはない。
そのせいか、どうも映画の中に入り込めない。入り込まれることを拒否しているかのよう。
淳悟(浅野忠信)と花(二階堂ふみ)の絡みのシーンは印象的に描かれ、ドキドキさせられる。
しかし、それ以外の日常のシーンでの二人がどこまでつながっているかは読み取りづらい。淳悟は、娘として花を愛したいが性欲に逆らえないし誰にも渡したくない。花は、淳悟は私の男(自分のもの)であり誰のものでもない。恋愛関係とも親子関係とも違う妙な関係性であり、他者の介入は許されないのである。
もう放っておけばいいんじゃないの?
正直、そんな二人を見せられても全然感情が動かないけど人間同士が対峙している時の絶妙な緊張感やら、流氷やら、二階堂ふみのエロティックなシーン(ギリギリ見えない!)やら、見どころは多い。
すべからさん [映画館(字幕)] 7点(2015-03-31 01:46:48)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 6.44点
作品の点数分布
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416.25%
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616.25%
7531.25%
8425.00%
900.00%
1016.25%
作品の標準偏差 1.90
このレビューの偏差値 51.55
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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