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キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
製作国
上映時間124分
劇場公開日 2011-10-14
ジャンルアクション,サスペンス,SF,アドベンチャー,戦争もの,シリーズもの,漫画の映画化,3D映画
レビュー情報
「君は弱い。だから力に敬意を払うし、その価値を知っている。」旧き良き正義(アメリカ)の体現者。舞台は第二次世界大戦中の1942年。体格的にはひ弱だが、頭脳明晰で類稀な正義の魂を持つスティーブ・ロジャース。戦禍に苦しむ人々を助けるため、彼は何度も入隊検査を受けるが毎回不合格となっていた。そんな彼が「戦略科学予備軍(SSR)」の科学者アースキン博士の目に留まり、「スーパーソルジャー計画」候補者として抜擢される。「超人血清」の投与による人体実験。それは投与された者の筋力と体格、そして持って生まれた素養を強く強化する。博士はスティーブの明晰な頭脳と強い正義の心を見抜いていたのだ。こうして彼は、超人的な肉体と崇高な精神を手に入れ、キャプテン・アメリカとして活躍することとなる...。現代的な苦悩するヒーロー感とは無縁で、スティーブ(=キャプテン・アメリカ)の快活で純粋で盲目的な愛国心、只管正しくありたいと願う旧き良きヒーローをしっかりと描いている。キャプテン・アメリカのユニフォームと楯も星条旗そのもので、現代的な戦争・紛争に直面した世界では受け入れられずらい特徴だと思う。また、映画『アベンジャーズ』実現に向け制作された物語とは言え、単なるキャラクター紹介に終わらず、愛すべき"キャップ"の能力と素質を知らしめるに十分な内容となっている。チャラくて皮肉屋で、世間の酸いも甘いも噛分けたトニー・スターク(=アイアンマン)とは正に対を為しており、『シビルウォー』への布石となっているかのようだ。物語は、未完成の超人血清投与により、真紅の髑髏状の醜悪な容貌に変化してしまい、更に「悪の面」をも強化されたヨハン・シュミット(=レッドスカル)との対決を骨子としている。レッドスカルは、以降のシリーズで頭角を現す悪の組織「ヒュドラ」の創始者でもある。「ハイル、ヒュドラ!」が合言葉。映画のラスト。"キャップ"は「ヒュドラ」の放った爆撃機から人々を救うため、身を挺して犠牲となる...。氷漬けとなった彼は後の世で目覚め、「アベンジャーズ」の一員として活躍することとなる。いい意味で「時代」から隔絶した存在として...。是非一見くだされ。
しぇんみんさん [DVD(吹替)] 7点(2012-04-28 20:01:09)
その他情報
作品のレビュー数 54件
作品の平均点 5.80点
作品の点数分布
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335.56%
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61629.63%
7814.81%
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923.70%
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作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 55.98
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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