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インクレディブル・ハルク(2008) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 インクレディブル・ハルク(2008)
製作国
上映時間114分
劇場公開日 2008-08-01
ジャンルアクション,SF,アドベンチャー,シリーズもの,モンスター映画,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ハルクというキャラに魅力がない。変身前と変身後で顔が変わりすぎているので、物語につながりが感じられないのだ。ハルクになったときの動きが早すぎて重量感が伝わらないのが最大の欠点だろう。少しも恐怖を感じないのだ。この手の映画はいかに怖くみせるかが勝負どころなのに、アニメレベルで終わっている。どだいハルクを「やさ男」のノートンが演じるのが間違っているのだ。また、ブロンスキーの悪者ハルクはグロテスクすぎるだろう。
物語はいくつかの要素でできている。ハルクの変身と暴力性、ブルースの逃亡生活、将軍の横暴、ブルースとベティの恋、ハルクを抑制する研究、ブロンスキーの暴走、ハルク同士の対決。こう並べてみるとなかなか魅力的な要素がならんでいることがわかる。前回の”おとなしい”ものに比べるとアクション重視になっており、よく練られている方だと想う。だが少しづつ何かが足りないのだ。将軍がどうしてあのような行動をとるのかがよくわからない。悪者ならもっと悪人として描くべきた。ベティの父親という設定も生かしきれていない。恋愛部分も中途半端。ベッドシーンを途中でやめてしまうところはカットすべきだ。これがあるので二人が本当に愛し合っているかどうかわからなくなるのだ。ブロンスキーの暴走ぶりも無理がある。ハルクに最愛の人を殺されたというような設定にすれば重みがでただろう。一言で言えば、登場人物をもっと濃密にからませる工夫が必要なのだ。
ところでハルクの血を傷に吸収して変身しかけていたサムソン博士はどうなったっけ?
よしのぶさん [DVD(字幕)] 6点(2009-03-10 00:17:15)
その他情報
作品のレビュー数 76件
作品の平均点 5.68点
作品の点数分布
011.32%
100.00%
200.00%
345.26%
4810.53%
51925.00%
62228.95%
71722.37%
833.95%
922.63%
1000.00%
作品の標準偏差 1.46
このレビューの偏差値 51.48
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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