Menu
 > 作品
 > ス行
 > スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
 > 黒猫クックさんのレビュー
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
製作国
上映時間141分
劇場公開日 2005-07-09
ジャンルアクション,SF,アドベンチャー,ファンタジー,戦争もの,シリーズもの
レビュー情報
《ネタバレ》 無駄なシーンがほとんど無く、これまでのように興味がどうしてもわかない人も散見されるレースとかの弩級映像シーンが挟まれないのが最高のテンポを生み出してます。
特に1のポッドレースのような好き嫌いがはっきり分かれそうな物がなく集中がとぎれないのが良い。あれはいらない側の人間にはどうしようもなく暇だ。ハリーポッターとかにもあるけど、メディアミックスするなといいたい。

最小限のつっこみどころのみで4以降に綺麗につながりますし、アクションとCGIのバランスも絶妙すぎで悶絶物ですし、とにかくこうして欲しいところを完璧に作ってくれたという感じでか。

暗黒面に落ちる動機が非常に人間的で良い。国家や組織の裏切り程度なら、辞めちゃえば良いだけなので嘘くさいんですけど、恩師と思ってた人の画策で子供もろとも奥さん死んじゃったらそりゃあぶっ殺す的に狂うんじゃないですかね。ネットで良く見かける、動機がどうのこうの、ほんとに自分の頭で考えてますか?って言いたい。

4以降が大変古い映画なので、そういうところも含めて現代の作品としては悪の概念が文芸調で、人間味があったりするのが逆に受け入れやすかったり。過去の集大成として完璧といえるのでは。
この映画を見終わった瞬間、20世紀の映画はもう終わったんだ。という感傷のような気持ちが、それが何とも心地よい。過去の良い時代の良い映画に最後の区切りをつけられる作品となった。善と悪という対立構造や悪の境界線という概念が懐かしい。

今の映画は、テロリストや猟奇殺人者のような全く会話が成り立たない悪に正義でも悪でもない「人間」が立ち向かったり立ち向かわなかったりと、現実世界の悪の扱い方そのものの映画が増えている。
そんな映画に疲れてしまっても、こういう戻れる世界があるって言うのがうれしいものだ。

あと、情報サイトに書かれた、ひょうひょうとしたレビューをカッコイイと思って真似してる人をネットにてよく見かけるけど、あれら見落とし凄いから!的外れ!!そんなもんに付和雷同するなと。
もうね、作った人に失礼。もっとリスペクトしろといいたい。
黒猫クックさん [映画館(字幕)] 9点(2008-09-01 00:41:12)
その他情報
作品のレビュー数 318件
作品の平均点 7.61点
作品の点数分布
000.00%
110.31%
220.63%
361.89%
4134.09%
5185.66%
6278.49%
77022.01%
87724.21%
95416.98%
105015.72%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 54.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS