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白い馬(1952) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 白い馬(1952)
製作国
上映時間40分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,動物もの,ショート(短編映画)
レビュー情報
《ネタバレ》 なかなか面白かった。手に入らないあこがれの対象を手にした少年を、童話的構成で見せる話というのは好きだ。

ストーリーは形式を考えると常識的で伝統的な作り。オーソドックスではあるが、完成度の高さは一見の価値ありだろう。どこか遠くへ行ってしまった後の世界を想像させるラストのカットは、感動を誘うし映画との一体感を堪能できる。

背景にある、何もない、という世界観は白い馬の魅力を最大限に引き出している。一方で牧場や道具、いろいろなものを持つであろう馬飼いの脅威を楽しむことができた。このフラストレーションがあってこそのあのラストだ。

骨組みと要素を楽しむ映画だし、これだけ無駄なところがないシンプルな話だ。さらに作り込むことで果たして本作の完成度を超えられる翻案が作れるのかどうかはナゾ。
黒猫クックさん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-11 17:48:29)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 7.24点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
314.76%
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629.52%
7733.33%
8733.33%
9314.29%
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作品の標準偏差 1.38
このレビューの偏差値 48.74
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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