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木を植えた男(1987) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 木を植えた男(1987)
製作国カナダ
上映時間30分
劇場公開日 1988-06-23
ジャンルドラマ,ファンタジー,アニメ,小説の映画化,ショート(短編映画)
レビュー情報
《ネタバレ》 一生忘れないだろう、そういう作品にはごく希、希どころか何かの手違いのような偶然で出会うことがあるのだろうけど、この作品は誰でもいつか出会うだろう。どんなに入手困難になろうと、多くの人の記憶から一時、薄れてしまおうと消えることはない。じっと正しく生きていれば、いつか出会うはずだ。

作中、二人の男は偶然であう。旅する男が水を求め歩き続けると、木を植え続ける男は彼と出会う。この出会いはほんの偶然でそれ以上でも以下でもない。それがきっかけで何かが動き始め芽吹くわけでもない。出会った旅人は、後に森となったその土地に何かを与えたり奪うわけでもない。

しかし、傍観者であり木を植える男の友人である彼はこのお話を思いを込めて語った。ジャン・ジオノという作家が作った架空の人物は、バックが描いた実像を伴って映画になった。

プロヴァンス地方に彼らが遠い過去、現実の世界にもしかしたら存在していたかもしれない。この映画に出会う誰だって、そう信じることができると思う。
黒猫クックさん [地上波(吹替)] 10点(2010-01-06 21:52:55)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 8.46点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.28
このレビューの偏差値 59.42
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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