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男はつらいよ 寅次郎恋歌 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 男はつらいよ 寅次郎恋歌
製作国
上映時間114分
劇場公開日 1971-11-20
ジャンルドラマ,コメディ,シリーズもの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 博の母の葬儀にいきなり現れた寅次郎を見た時のさくらが絶妙。「あぁ、どうしよう」って顔に書いてありました。それだけ格式ばった場所にそぐわない男で、案の定、葬儀の席にはフランクすぎる態度で白い目で見られます。
第一作以来になる志村喬と寅次郎の絡みは、映画界の大ベテランとの顔合わせという意味でも見応えがありました。
マドンナ・池内淳子との関係はいつものパターンとは少し違いました。今回に関しては、恋愛する前に失恋したという印象です。寅次郎は、志村喬に諭された「市井の幸せ」に憧れを持ちつつも、それを実践できない自分を自覚していたのだと思います。片や、寅次郎が語るフーテン生活に憧れるという池内淳子。でも、寅次郎には、彼女がそんな生活に馴染めるとは思えない。つまり、二人の現在地点から憧れへ向かうベクトルは反対方向を指していました。もし寅次郎の恋慕が叶ったとしても、どちらかの意向に合わせる生活が待っています。寅次郎はそこに明るい未来が無いことを感覚的に悟ったのだと思いました。
森川信さんの最後のおいちゃん役、今更ながらに早すぎたと残念でなりません。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-05-20 02:02:12)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 33件
作品の平均点 6.79点
作品の点数分布
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213.03%
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5618.18%
6515.15%
71030.30%
8824.24%
926.06%
1013.03%
作品の標準偏差 1.53
このレビューの偏差値 46.65
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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