Menu
 > 作品
 > ク行
 > 雲のむこう、約束の場所
 > アンドレ・タカシさんのレビュー
雲のむこう、約束の場所 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 雲のむこう、約束の場所
製作国
上映時間91分
劇場公開日 2004-11-20
ジャンルドラマ,SF,アドベンチャー,アニメ,青春もの,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 量子論的平行宇宙を扱った設定。劇中に登場する軌道エレベーターみたいな塔が平行宇宙を現出させる兵器。でも、そもそもの舞台が平行宇宙。日本が津軽海峡を挟んで、まるで南北朝鮮のように分断されている世界観が面白い。身近に「国境」を感じることの少ないニッポン人には新鮮です。そして、人が居なくなった国境近くの環境を利用して「廃駅」をセンチメンタルに美しく表現したりする。巧妙な設定だと思います。前作、「ほしのこえ」と同様に描きたいのは少年少女の想いだけ。設定がぶっ飛んでも、戦争が起こっても、やさぐれた大人が周囲に絡んでも、主人公たちが多少は歳を取っても、そこだけは外さない。遠く澄んだ空の表現が、その純粋さの象徴なのでしょう。実はこの空の表現だけでも、観る価値があると思っています。余談ですが、ずいぶん前に「秒速5センチ」を観ました。本作や「ほしのこえ」で扱ったティーンの心情を、そこで終わらせずにR25あたりまで引っ張ったのが「秒速5センチ」なんだと分かりました。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-05-15 21:53:34)
その他情報
作品のレビュー数 54件
作品の平均点 4.28点
作品の点数分布
023.70%
111.85%
259.26%
31324.07%
4916.67%
51324.07%
659.26%
700.00%
859.26%
900.00%
1011.85%
作品の標準偏差 2.01
このレビューの偏差値 54.25
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
雲のむこう、約束の場所のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS