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単騎、千里を走る。 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 単騎、千里を走る。
製作国中,日,香
上映時間108分
劇場公開日 2006-01-28
ジャンルドラマ,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 映画のストーリーにはさほど感銘を受けなかったけど、旅の意義みたいなものを考えてしまった。人は普段の生活の場から離れると、自分のことが客観的に見えるようだ。離れる距離によって視点は変化する。外国へ行ったら、日本にいる自分が見える。認識域が拡大すると言っても良く、それは時に閉塞状況を打開する契機になる。息子に代わって仮面劇を撮影するために中国を訪れた健さんは、期せずしてそんな状態になったのだと思う。この父子の諍いの原因は詳しく描写されていないが、肉親がゆえの甘えと逃げで反目し合ったのだろう。もともと、死期が近い息子に何かしてやれることは…という想いがきっかけになった中国行だったが、その行程は息子との心の距離を縮める旅路となった。自らの意固地を融かし狭量を悔恨させたのは、生活エリアを離れた効果だと思う。旅先で触れた中国の人たちの人情と雄大な風景が助力したことは言うまでもない。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-02-11 18:33:50)
その他情報
作品のレビュー数 34件
作品の平均点 6.65点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 47.60
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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