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《ネタバレ》 公開時に観た時はウーピーの奇天烈キャラが修道院を改革して行くような印象だったけど、改めて観ると彼女はとても常識的な人でした。ウーピーの生き方や言動は修道院の習慣とは相容れないものですが、彼女が殊更に反抗的な態度を取っている訳ではありません。思ったことを正直に言うので誤解を受けやすいタイプではあるけれど、それが良い意味での刺激となって周囲に影響を与え、ポジティブな波動となって拡がって行く。修道女たちが仲間として認め、頑固な院長も認め、街の人達も認め、ローマ法王も認める。自己実現理論では高次に位置付けされる承認欲求が次々に満たされる訳で、この格別の心地良さは学説も支持しております。自身が認められるだけでは無く、周囲が変化して行く環境に身を置くことは楽しく刺激的でもあります。さらに、その多くを歌の力で実現させるところが本作の醍醐味だと思います。
【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-01-13 00:30:20)(良:1票)
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