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人斬り のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 人斬り
製作国
上映時間140分
劇場公開日 1969-08-09
ジャンル時代劇,犯罪もの,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 岡田以蔵を主人公に、武市半平太、坂本龍馬との三角関係を描いた作品。この3名の話は幕末ものによく登場しますが、私が観たものは、以蔵をナイーブで線が細い人物とした作品が多かった。本作では勝新が豪胆に演じていて新鮮でした。でも、使い捨ての道具のように扱われるあたりはしっかりと演出されています。勝新の演技力にも改めて感心しました。裕次郎とのツーショットは過去に見た記憶が無いので、貴重なのかも知れません。
でも、本作の一番の収穫は初めて見る俳優・三島由紀夫でした。異様な迫力。違和感とも言える存在感です。役者専業で無いことが良い方向へ働いていると思います。薩摩の人斬り・田中新兵衛を演じ、最後は自刃します。嫌でも彼の実際の人生の最期が被ります。彼が切腹したのはこの作品の公開から約1年後。その時、彼の脳裏にはこの映画のロケがよぎったのかも知れません。
私は五社監督を昭和後期の邦画をダメにした張本人と思っていますが、本作は様式への過剰な拘りも見られず楽しめました。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-07 01:03:21)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 7.31点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.99
このレビューの偏差値 36.69
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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