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夕凪の街 桜の国 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 夕凪の街 桜の国
製作国
上映時間118分
劇場公開日 2007-07-28
ジャンルドラマ,戦争もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ドキッとした台詞があった。麻生久美子がトラウマを吐露するシーン。「自分は誰かに死ねばいいと思われた、それなのにこうして生きのびとる」。彼女が原爆から感じたものは純粋で強烈な殺意だった。それは国家間の戦争と云う大勢の流れから感じるものとはおそらく質が違う。核兵器の投下はもはや戦争ではないのだ。またそれは被爆が戦災という言葉で括れないこととも同義であり、現代まで尾を引いていることを思い出させてくれた。後半は世代をまたいだ平成編であるが、そのお気楽な感じが現代の現実である。もしかすると戦中派には歯がゆい映画かもしれないが、戦後生まれにも還暦を過ぎた人がいる時代。反戦・反核というテーマを大上段に構えた映画は作りづらい時勢になったのだと思う。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-11-25 03:57:53)
その他情報
作品のレビュー数 47件
作品の平均点 6.32点
作品の点数分布
012.13%
100.00%
200.00%
324.26%
424.26%
51021.28%
61225.53%
7714.89%
8612.77%
9612.77%
1012.13%
作品の標準偏差 1.89
このレビューの偏差値 54.70
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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