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ペイ・フォワード/可能の王国 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ペイ・フォワード/可能の王国
製作国
上映時間123分
劇場公開日 2001-02-03
ジャンルドラマ,ファンタジー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 良いことを言ってるようなのだけど、鑑賞後にはスッキリしないものが残った。それはトレバーが死んだからではない。結局、この映画の中には自分の息子に火を放って満足感に浸る奴とか、更生すると言い続けて出来ない奴とか、イジメを制止された程度で人を刺し殺すような奴がいる。善意を拡げて行く提案も、一部の者の間でしか巡回しないような限界を覚えるのだと思う。また、一日一善的なアクションでは無く、誰かを「幸せ」にするというニュアンスだけど、他者の「幸せ」を量るのはとても難しいことだと思う。少なくとも、自分を犠牲にしてやることではない。事故性が高いけど、イジメの制止に入ったことでトレバーは彼を刺した少年の「不幸」を当確にしました。そのあたりにもテーマに対する矛盾を覚えるのだと思います。ラストシーンはトレバーの遺志が継がれて行くという描写ですが、「死んで2階級特進」的にも見えて好きじゃない。穿った見方をしていることを自覚しつつも、もう少し上手いまとめ方があったように思う作品でした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-05-31 00:33:10)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 331件
作品の平均点 5.96点
作品の点数分布
041.21%
182.42%
2103.02%
3226.65%
4319.37%
55717.22%
66018.13%
75917.82%
84112.39%
9226.65%
10175.14%
作品の標準偏差 2.18
このレビューの偏差値 45.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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