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椿三十郎(2007) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 椿三十郎(2007)
製作国
上映時間119分
劇場公開日 2007-12-01
ジャンルアクション,ドラマ,コメディ,時代劇,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 製作サイドに黒澤オリジナル版を超えようという意識は無かったと思う。映画関係者なら尚更わかると思うが黒澤版にはそれほど隙がない。
森田氏は「今の若い人にあの脚本の素晴らしさを知ってもらいたい」と言ったらしい。最初から白旗を上げてるようだけど、森田版を観終わった後に実感したのはまさにその点だった。中途半端に脚本に手が入っていないおかげで、自分は安心して役者の違いと演技の違いを楽しみ、役者が変わっても全く退屈しなかった脚本の出来の良さに改めて感心した。ちなみに織田裕二には「四番バッターではなく一番バッターの三十郎を演って欲しい」と言って口説いたらしい。三船敏郎のあの演技に比肩し得る役者がイメージできず、方向性を変えるしかなかったのだろう。そう考えると、菊井側の侍を大量に斬殺するシーンのもたつき方も頷けるし、三十郎初心者には筋の通ったキャラクターに見えたはずである。自分はこの映画を楽しんだ。黒澤版との違いも楽しめた。おそらく森田版は目的を達していると思う。
だから、改めて言っておきたい。この映画を観たからといって、黒澤版を観ずに「椿三十郎」を終わらせているとしたら、それは大間違いです。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-11-09 00:19:15)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 69件
作品の平均点 5.57点
作品の点数分布
011.45%
100.00%
222.90%
3710.14%
4811.59%
5913.04%
62028.99%
71420.29%
8811.59%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 54.83
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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