Menu
 > 作品
 > ケ行
 > 激動の昭和史 沖縄決戦
 > アンドレ・タカシさんのレビュー
激動の昭和史 沖縄決戦 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 激動の昭和史 沖縄決戦
製作国
上映時間149分
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの,歴史もの
レビュー情報
日本にとって平和な時代が続きすぎているからか、こういう映画を観ても「反戦」という言葉が浮かんでこない。最も強く感じたことは「自決」とは何だったのかということ。言葉の定義だけならば、自らの主義を貫くために自殺することだ。国民が一丸となって戦争に臨む教育がなされていたことは、両親や祖父母の世代から聞いていたけれど、負けた時の心構えなんて誰も口にしなかったのでしょう。言った途端に非国民扱い。そして、負けたら絶望というような強い思い込みが自決に繋がったように思える。思い込みは主義ではない。戦争とは、戦闘員と非戦闘員の線引きを明確にし、軍人が陣地を取り合って、そこだけで勝敗が決まらなければならないのだと思う。日本が最後に経験した戦争では、そんな常識であるべきことを曖昧にしたまま戦争にのめり込んで行った感がある。その大きな流れに飲まれて、非戦闘員までが自らの命を絶った。誰が悪かったかというと、これは明確で、戦争を指導する立場の人たちです。自決を当然と考えるタイプが指導的立場の人たちに多かったことは、この映画からも見受けられる。考えてみれば、戦争の勝敗の決し方なんて誰かに習った覚えがない。せめて義務教育の歴史の授業とかで取り上げても良いのではと思ったりする。戦争なんてやらずに済むに越したことはない話だけど…。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-03-18 00:04:44)
その他情報
作品のレビュー数 17件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5317.65%
6211.76%
7847.06%
8211.76%
900.00%
10211.76%
作品の標準偏差 1.41
このレビューの偏差値 40.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
激動の昭和史 沖縄決戦のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS