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百万円と苦虫女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 百万円と苦虫女
製作国
上映時間121分
劇場公開日 2008-07-19
ジャンルドラマ,青春もの,ロードムービー
レビュー情報
憲法に移転及び職業選択の自由が定められている。でも、この映画の彼女のように、その自由を最大活用する人は滅多にいない。この映画は、どこへ転居しても同じで逃げないことが大切、なんて説教くさいことを言ってるようで、その反対のことを訴えていると思う。人はもっと、自分が暮らす場所を探求すべきなんだ。家族同居でなければ、ほとんどの人が職場と家賃で住まいを決めるが、彼女の行動は逆。まず、住み始めてから仕事を決め、その土地を住みながら検分する。100万円貯まる頃に面倒なしがらみが生じていたら、あっさり引越し。たぶん、これを繰り返すうちに、100万円貯まっても引っ越したくない土地が現れるという発想だ。暮らしにくければリセット可能。これって、幸せの探求と同義だと思う。だから、他人から苦虫女と思われたって、どんどん引っ越せばいいんだ。人が暮らす場所は、その人にとってどんな必然性を持った場所なのか? そんなことを考えさせてくれる、ちょっと変わったロードムービーでした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-07-04 02:22:43)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 93件
作品の平均点 6.33点
作品の点数分布
011.08%
100.00%
222.15%
311.08%
444.30%
51718.28%
62021.51%
73032.26%
81212.90%
955.38%
1011.08%
作品の標準偏差 1.60
このレビューの偏差値 56.49
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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