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《ネタバレ》 不満はジュリアン・ムーアの扱いだ。彼女を除いた全員が視力を失っている世界である。反対に言うと、彼女一人だけが、他者にはない感覚器官を所有している世界である。それはもう超能力者と同義のはず。なのに彼女はその特異性をほとんど活かしていない。彼女一人に視力を残した意味が分からない。そこに突っ込んで行かないと、描くべきものが無いと思えるんだけどね…。ちなみに強制収容所のような隔離施設の出来事は、全員に視力があっても似たり寄ったりのことが起こったはずで、そんなものはテーマになりません。この映画に関しては突っ込みどころを増やしているだけです。盲目者に視力が戻る喜びを描いているとも思えない。バリアフリーの大切さを訴えている、と言われたら納得するかもね…。
【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-11-05 01:17:15)(良:1票)
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