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ベンジャミン・バトン/数奇な人生 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ベンジャミン・バトン/数奇な人生
製作国
上映時間159分
劇場公開日 2009-02-07
ジャンルドラマ,ファンタジー,ミステリー,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 時の流れに逆行して若返っていく外見には興味津々だったが、エピソード自体は特に笑うシーンも大泣きするシーンもない。肉体時間の逆行以外に特別な能力がある訳じゃなく、至って淡々とした暮らしぶり。大胆な設定から導かれるお話としては平板に思えるが、アクションやサスペンスではなく、あくまで人の一生をじっくりと描きたかったのだろう。出会いや別れの情景の中に、抑えの効いた演技が切なさを紡いでいました。ちなみに、ベンジャミンと接触した人のほとんどは彼の人生を数奇なものとは思っていない。見掛けと実年齢が極端に違うのは、聞かされない限り気付かない事で、ベンジャミンにとっては数奇な体験でも、周囲の人には普通の付き合いなのである。そう考えると、周囲が認知していないだけの数奇な人生は、実はたくさん存在するようにも思える。逆説的ではあるが、およそどんな人生も、他者が知らない数奇な側面を持っているのかも知れない。淡々としたベンジャミンの日常描写からはそんなことも考えてしまった。そういう意味で、奥深くはあったけど、面白いという類いではなく、感動するでもなく、妙な見応えの映画でした。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 6点(2009-04-13 01:16:45)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 183件
作品の平均点 6.51点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 48.10
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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