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12人の怒れる男(2007) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 12人の怒れる男(2007)
製作国
上映時間160分
劇場公開日 2008-08-23
ジャンルドラマ,サスペンス,法廷もの,リメイク,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 オリジナルの「十二人…」が1時間半の枠に多くの情報をまとめたあげたこと対して、こちらは陪審員たちの事件に関係のない告白話が長く、とても間延びした印象を受ける。あのオリジナルと比べると大概の映画は間延びした映画になるんだけど、直接比べられてしまうのが可哀想ですね。今作は事件の真相に迫っていくというより、その告白の断片からロシア社会を見せることに重きを置いている映画であり、議題となる殺人事件のプロットは同じだけど、中味は全く違う映画と言っても良い。共産主義なんてクソ食らえ、というのが一般的なロシア国民の意見というところに、今さらながらちょっと驚いた。評決を無罪へ転じさせた後に、容疑者の少年のその後の生き方にまで思惑を巡らせるあたりはオリジナルを越えようとした試みで、その心意気は評価したい。でも、ロシアが抱える悩みを見せるためのベースに、この話を選んだことには疑問符が付く。少なくとも、オリジナルを観ている人の大半は何らかの不満を覚えた後に、正確な意味でのリメイクではないと気付くはず。その遠回りが勿体ない。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-20 21:42:27)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 5.44点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
2318.75%
3212.50%
400.00%
500.00%
6425.00%
7531.25%
8212.50%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 2.15
このレビューの偏差値 51.22
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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