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たみおのしあわせ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 たみおのしあわせ
製作国
上映時間118分
劇場公開日 2008-07-19
ジャンルドラマ,コメディ,音楽もの,ロマンス,パロディ
レビュー情報
《ネタバレ》 最後はいきなり、ある名画のパロディになりました。あの展開には違和感を覚える人が大多数だと思う。以下、自分の解釈です。親父は至って真面目な人。息子の嫁=自分の娘で、手を出したりしたら禁断の関係という感覚。息子が大切で、義母にしろ、嫁にしろ、どんな女性が息子に相応しいかに腐心して生きてきた。嫁の思わせぶりな態度に戸惑っていたところ、式直前に抱きつかれ困惑極まれり。「こんな嫁はいらない」。これは、息子コンプレックスだ。一方の息子。死んだ母は唯一崇高な存在で、親父が付き合う女性を母と同格に考えることが出来なかった。父の愛人と叔父の関係を知り、自分の理解を超えた男女の関係に穢れたものを感じる。式直前に、その穢れを直接に目撃する。彼にとっては、無条件に信頼がおける女性は死んだ母だけ。「もしかしたら、女ってみんな穢れてるんじゃないか? 自分はそんなイキモノと暮らして行けるのか?」。母は亡くなっているので分かりにくいが、息子の症状はマザコンだ。女性の存在が巨大な恐怖として彼を包囲したとき、親父が救いの手を差し伸べ、そして二人で逃げた。誰から? 母以外のすべての女性からだ。ラストシーンが象徴的でした。母に見える女性を追って草むらに消えるマザコンの息子と、追従する息子コンプレックスの親父。きっと、この先も二人で暮らして行きます。それが「たみおのしあわせ」です。麻生久美子も大竹しのぶも、父子のコンプレックスの狂言回しです。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-08-28 00:20:09)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 23件
作品の平均点 5.00点
作品の点数分布
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214.35%
3417.39%
4417.39%
5626.09%
6313.04%
7313.04%
828.70%
900.00%
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作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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