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ワルキューレ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ワルキューレ
製作国米,独
上映時間120分
劇場公開日 2009-03-20
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの,歴史もの,実話もの
レビュー情報
こんな人たちがいたのを知ったことは勉強になった。でも、何が言いたいのかは良く分からない映画だった。暗殺に失敗することは分かっている訳だから、その前提となる動機部分や実行しようとした人々の人物像がテーマとなって然るべきだと思うのだが、それが希薄だ。事実をなぞるだけだと意義が薄い。暗殺計画が英雄的に見えるのは、その行為の絶対的価値というより、ヒトラーが史上最悪の独裁者という歴史観が前提になっているから。もし、その後の戦局が変わっていれば、本作の価値や意味は違ったものになっている。この映画から茫洋とした虚しさを感じるのは、計画が失敗したからではなく、失敗すると分かっている計画を描いたから。さらには、結果論の積み重ねである歴史を何のひねりも無く受け入れて描いているから。そんなことを言ったら戦争映画はほとんどがそうなのだが、失敗が描かれることでそんな想いを強くした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-06-13 13:18:50)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 100件
作品の平均点 6.54点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.15
このレビューの偏差値 38.41
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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