Menu
 > 作品
 > マ行
 > 真夏のオリオン
 > アンドレ・タカシさんのレビュー
真夏のオリオン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 真夏のオリオン
製作国
上映時間120分
劇場公開日 2009-06-13
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの,小説の映画化
レビュー情報
監督も脚本も出演者も、み~んな戦後生まれ。そんなスタッフ&キャストにリアルな二次大戦中の遣り取りを再現しろと言う方が無理な相談なのでしょう。でも、たとえその人たちに「トラ・トラ・トラ!」と同じような口調と物腰を演じさせたところで、自分はさして意義を覚えません。誰も見たことが無い戦国や幕末の時代劇の芝居にリアル論を展開するのと同じで、65年という月日はすでに戦争を霞んだ時代の出来事にし始めているのだと思います。これはある程度は仕方が無いこと。ただ、伝えたいことのエッセンスだけは外して欲しくない。本作は人間魚雷への批判を米兵が台詞にします。「どこで間違えたんだ」って言ってましたが、それは大本営の参謀部です。当時の軍上層部の人の命の軽んじ方はヒットラー並みです。自国兵士の命を軽視するという意味ではヒットラー以下でしょう。それが伝われば、玉木宏が軍人に見えなくても私は許せます。艦長の人柄を軸に据えた駆逐艦と潜水艦の一騎打ちは「眼下の敵」と同じですが、さすがにあの名作ほどの見応えには到達していません。多くの要素を詰め込もうと欲張って、やや焦点がボケています。でも悪くない作品でした。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-08-09 22:52:23)
その他情報
作品のレビュー数 31件
作品の平均点 5.39点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
226.45%
3412.90%
413.23%
5929.03%
6722.58%
7412.90%
8412.90%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.70
このレビューの偏差値 48.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
真夏のオリオンのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS