Menu
 > 作品
 > コ行
 > コドモのコドモ
 > アンドレ・タカシさんのレビュー
コドモのコドモ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 コドモのコドモ
製作国
上映時間122分
劇場公開日 2008-09-27
ジャンルドラマ,青春もの,学園もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 もし本当に子供たちが無邪気に遊んでいるうちに妊娠してしまったのなら、それは責められない。言い出せなかった理由も分かる。子供たちだけで無事に出産ができたことは結果論であって、無謀な行為以外の何ものでもない。そう考えると、やはり周囲の大人たちの対応がこの映画のテーマだと思うが、その部分の突っ込みは不十分。妊娠に気付かなかったこと自体は事故性が高いけれど、事前と事後の対応に関して、家族、学校、PTAの誰にも決着を付けていない。でも、そんなことは抜きにしても自分が高得点を付けるのは、麻生久美子が演じる担任の描写に感心したからだ。若い女性教師(ここはあえて女性と言い切ります)に有りがちな見識の狭さや度量の小ささがよく描かれている。典型的な空回りタイプ。小学5年生に対して、SEXはコミュニケーションなどと言って理解されるはずがない。彼女がコミュニケーションの意味を最も理解していない。教員資格を与える段階でもっと資質を精査できないものかと思ってしまう。結局、子供たちだけで妊娠を秘匿したのはあの担任に対する反撥が主な理由で、今件に関する彼女の責任は重い。妊娠云々は別にしても、あの微妙な分からず屋加減を上手く演じた麻生久美子は良かったです。いますよ、ああいう先生。自分の遠い小学校時代を思い出し、劇中の教師批判に思わず熱が入ってしまったが、あの担任と子供たちの距離感は中年の自分にもリアルに映りました。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-12-01 01:05:11)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 3.57点
作品の点数分布
0114.29%
1114.29%
2114.29%
3114.29%
4114.29%
500.00%
600.00%
7114.29%
8114.29%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 2.77
このレビューの偏差値 55.77
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
コドモのコドモのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS