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ミラーズ・クロッシング のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミラーズ・クロッシング
製作国
上映時間115分
ジャンルドラマ,犯罪もの,ハードボイルド,小説の映画化,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 自分が見る限り、主人公のトムは重要な選択を2回しています。ひとつ目はヴァーナとの仲をレオにばらすシーン。ふたつ目はバーニーを殺さずに逃がしてやるシーン。これらの選択はトムの思惑を外れて悪い方向へ転がって行く。特に後者は自らを窮地に追い込みます。機転を巡らし運にも助けられて彼は生き延びますが、その手腕を見応えとする映画ではないですね。無残に死んじまってもそんな映画だと納得していたと思います。ミラーズ・クロッシング(ミラーの十字路)というタイトルは、主人公の行動の選択肢を象徴していると解釈しました。そしてミラーズ・クロッシングを転がる帽子は、個性も矜持も、はたまた愛情も、複雑な関係性のなかでは風に吹かれるように翻弄されるということでしょう。「諸行無常」は言いすぎ。「塞翁が馬」って感じでしょうか。そんな環境で頑張ってハードボイルドやっているトムがちょっと滑稽でもあり、可愛く感じました。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-13 02:55:43)
その他情報
作品のレビュー数 59件
作品の平均点 7.19点
作品の点数分布
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423.39%
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61118.64%
71830.51%
81322.03%
91016.95%
1011.69%
作品の標準偏差 1.33
このレビューの偏差値 48.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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