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ウホッホ探険隊 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ウホッホ探険隊
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1986-10-18
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 夫婦と二人の息子の四人家族のお話。研究職で単身赴任している父親は、温和で誠実で優しい人柄だけど、彼が同僚の女性と不倫していると告白したことからこの家族の迷走が始まる。と言っても、荒唐無稽のドタバタではなく、登場人物たちの心情を丁寧に描写する姿勢に好感を持つ。結局、夫婦は離婚するのだけど、その直後に父親が不倫相手と別れて映画は終わる。これと言って新しい家族像を提示している訳ではないが、タイトルの探検隊という単語にメッセージが込められている。家族には幾つもの関係や役割が存在する。父・母・夫・妻・息子・兄・弟…。当たり前のことだが、その関係性の総体が家族である。世の中の家族にはひとつとして同じものは無いし、家族の在り方も時の流れと共に変化しする。そういう意味で、家族で暮らしていること自体が、未開の密林や未踏峰を手探りで進むような作業に似ている、と言いたいのだと思う。確かに家族って身近すぎで意識しないけど、やり直しが効かない一過性の側面を持っている。探検隊とは良く言ったものだ。ウホッホの意味は本編を見てください。家族を探検隊とすると、自分の家族も新鮮に映る。自分の周りには、探検というより、冒険活劇までやってる人もいる。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-10-25 02:32:38)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.08点
作品の点数分布
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4215.38%
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6538.46%
7430.77%
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作品の標準偏差 1.14
このレビューの偏差値 49.41
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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